しちくあん
大徳寺にほど近い千本北大路に佇む紫竹庵。京都市北区の紫竹牛若町にあった納豆の老舗・紫竹納豆が前身で、百貨店への出店を機に、大徳寺納豆を使った和菓子の店として平成10年(1998)に創業しました。大徳寺納豆は、普通の糸を引く納豆とは別のもので、唐の時代の中国から製法が伝わり、室町時代には大徳寺門前で作られてきました。大徳寺の他にも禅寺で多く作られたことで「寺納豆」とも呼ばれ、ある意味こちらが納豆の元祖とも言われています。その独特の香りとクセを愛する人も多く、塩みの中にコクやうま味がある濃厚な風味が特徴です。昔からお茶請けや酒の肴としても好まれ、料理の調味料としても用いられてきました。またお菓子に少量加えることで甘さを引き出すアクセントにもなることから和菓子の材料にも使われ、「有平糖」や「松風」などは茶席でもお馴染みです。紫竹庵の大徳寺納豆の商品には、お菓子以外のものもあり、ごはんや普段の食卓の一品を美味しくひきたてるふりかけ「まぶし昆布」は代表の森口さんのアイデアで生まれた商品。大豆の発酵食品である大徳寺納豆は、植物性たんぱく質が豊富で、ヘルシーで美容にも効果的。そうした魅力を発信し、新たな大徳寺納豆の在り方も追求しています。
店舗はもともと、市電が京の町を走っていた頃に某寺のお茶所として建てられた建物。
その名残として生かさた花頭窓が存在感をしめしている。
「大徳寺納豆」35g450円、85g1,000円(いずれも税別)。
お酒の肴やお茶漬けのお供として皆に親しまれています。餅に包んだり、ホットケーキに入れて焼くと、独特の風味とアクセントのある味わいに。マヨネーズと一味をつけて食べるというのもオツ。醤油差しに2〜3粒入れると醤油のコクが増すといった普段の食卓の風味を深めるおすすめの使い方もあります。
あっさりしたこし餡の饅頭「雲水」1個150円(税別)。
上にのせた大徳寺納豆の塩味がアクセントになります。形が雲水の笠に似ていることが名前の由来で、紫竹庵を代表する銘菓。
砂糖と大徳寺納豆を混ぜ合わせ、半年ほど熟成させて作る「有平糖」12個入り380円(税別)。
干菓子として最適で、甘みと塩みが絶妙。
卵の代わりに白味噌を使ったカステラの一種。甘い白味噌の味と大徳寺納豆の塩辛さがバランス良く、茶会でもよく好まれています。「京松風」1,000円(税別)。
「松風」30枚入り1,000円(税別)。
大徳寺納豆を生地に練り込んで焼き上げた煎餅で、ゴマを振りかけて香ばしく仕上げています。
塩昆布の切りくずとユズ、大徳寺納豆を合わせた「まぶし昆布」50g600円(税別)。
ご飯のお供に最適。代表の森口さんのオススメは、冷や奴にゴマ油とともにかけていただく食べ方。
こちらも食卓においしい「まぶし椎茸」62g 700円(税別)。
納豆餅ぜんざい(大徳寺納豆付き) 1食 800円(税込)
ぜんざい(大徳寺納豆付き) 1食 500円(税込)
黒糖わらび餅 一人前 400円(税込)
黒糖わらび餅 一人前(抹茶付き) 700円
※裏千家茶道同門であることをお伝えいただけると500円に割引
みたらし団子 1本120円
※裏千家茶道同門であることをお伝えいただけると100円に割引
大徳寺チーズケーキ「禅ZEN」 15cm(5号)3,000円(税別)
大徳寺納豆の味噌と北海道産のクリームチーズのコクをバスク風チーズにとじ込めました。濃厚なチーズに散りばめられた大徳寺納豆の塩味が、美味しさのハーモニーを奏でます。チーズが持つコクと大徳寺納豆の甘じょっぱい味が合わさることで、より深みのある旨味を作り出します。※1ホールでの販売
プレセントキーワード「禅」
所在地 | 京都市北区紫野下御輿町28 |
TEL | 075-493-9797 |
営業時間 | 10:00〜17:00 不定休 |
アクセス | 市バス206系統など「千本北大路停」下車すぐ |