たわらやよしとみ
その社是は「菓心求道」。宝暦5年(1755)の創業以来、“常にいい菓子を求め、菓子道に励むこと”を志として、京都御所にほど近い発祥の地・京都市上京区で菓子づくりに励んできました。和菓子の味を決める要素として、手づくりや原料へのこだわりはもちろんのこと、良質の「水」の確保が欠かせません。俵屋吉富もまた、古来多くの名水に恵まれたこの地で、清冽な地下水を使用し、季節を映す生菓子をはじめとした繊細な京菓子をつくり続けています。また、今日庵にほど近い小川店では和菓子がいただけるカフェを、烏丸店の隣には和菓子の資料館を併設するなど、和菓子のおいしさや楽しさをさまざまな方法で発信する取り組みにも積極的。京都ならではの和菓子文化を、より身近に伝えてくれます。
裏千家今日庵にほど近い寺之内小川に位置する「茶菓子」の専門店。お誂えの相談にも応じています。
直営店舗一覧→ http://www.kyogashi.co.jp/b-1.html
店内の一角には干菓子の並ぶガラスケースがあり、1個から選んで購入することができます。目にも楽しいディスプレイは、パリのチョコレート屋さんのよう。
小川店には「茶ろんたわらや」を併設。モダンな隠れ家的空間で、自慢の生菓子や手づくりの甘味が楽しめます。
俵屋吉富の代表名菓。相国寺所有の「雲龍図」に感銘を受けた七代目菓匠・石原留治郎氏が、試行錯誤の末に村雨餡と呼ばれるそぼろで小倉餡を巻き込んだ斬新な発想の竿菓子に仕立てました。今も熟練した職人が、一本一本手で巻き上げています。
雲龍について詳しくは→ http://www.kyogashi.co.jp/a-2-1.html
住所 | 京都市上京区寺之内通小川西入ル宝鏡院東町592 |
TEL&FAX | 075−411−0114 |
営業時間 | 10:00~18:00(「茶ろんたわらや」は~17:00)火定休 |
アクセス | 京都市バス堀川寺之内下車すぐ 駐車場あり(宝鏡寺駐車場内15番) |
京都の表通り・烏丸通りに面し、京都御苑にもほど近い烏丸店では、全ての商品を取り扱い、各種お誂えの相談にも応じています。
烏丸店に隣接する京菓子資料館「龍宝館」。和菓子全般の歴史を語る貴重な資料や美しい糖芸菓子を展観しています。入場無料。
京菓子資料館について詳しくは→ http://www.kyogashi.co.jp/shiryokan/index.html
京の四季の美を映した菓子職人の技術の集大成、糖芸菓子。その繊細かつダイナミックな美しさが、見る人を魅了します。
裏千家十五世鵬雲斎大宗匠の命名による立礼席。水琴窟のある坪庭を眺めながら、雲龍か季節の生菓子とともに、お抹茶がいただけます。(有料)
庭園で風情ある音色を響かせる水琴窟
坪庭の傍らには、裏千家十五世鵬雲斎大宗匠の命名による茶席「明清庵」も。