※この展覧会は終了しました。
開催期間
令和元年10月3日(木)~ 12月8日(日)
本年、茶の湯に関する資料を収集し企画展示を行ってきた「茶道資料館」が開館40周年を迎えます。また、裏千家の歴代家元が収集した文献など約6万点の資料を収蔵する茶の湯の専門図書館「今日庵文庫」も開館50周年となります。この節目の年を祝し、春と秋の2回にわたり記念特別展が行われます。
秋の記念特別展Ⅱは、『三冊名物記』を取り上げた展覧会が開催されます。『三冊名物記』とは、江戸時代中期に編纂された茶道具の名物記で、大給松平乗邑(おぎゅうまつだいらのりさと・1686~1746年)が編著に関わったとされます。茶入をはじめ、香炉、香合、花入、茶碗、掛物など、三百数十点の茶道具について、伝来・形状・寸法・付属品(仕覆、挽家、箱)などの情報を彩色図入りで掲載しています。その博物学的、実証的内容はまさに「茶道具図鑑」と呼ぶにふさわしく、多くの写本が流布し、後に『古今名物類聚』『大正名器鑑』にも引用されました。
本展では、今日庵文庫本をはじめ、異系統の写本十点を紹介。『三冊名物記』に記録され、描かれた名物の数々を、伝世する作品と対比させながら、仕覆や箱といった「次第」も併せてご覧いただきます。(茶道資料館HPより)
開館時間 | 9時30分~16時30分(入館は16時まで) |
休館日 | 月曜・年末年始・展示替期間 |
入館料 | 通常展 一般700円 大学生400円 中高生300円特別展 一般1,000円 大学生600円 中高生350円 |
呈茶席 | 展覧会の入館者には無料の呈茶があり、抹茶と和菓子をお召し上がりいただけます(10時〜16時)。椅子に腰かける立礼(りゅうれい)形式で、希望があれば点前、作法の説明を受けることもできます。行事等の都合で、点前の対応が出来ない日があるので、ご希望の方は事前に茶道資料館にご確認ください(準備の都合上、10名以上の場合も事前のご連絡が必要です)。 |
詳細は、茶道資料館ホームページをご覧ください。
http://www.urasenke.or.jp/textc/gallery/tenji/tenjinow/tenji.html
関連情報 デジタル茶の湯茶の湯マップ 茶道資料館・今日庵文庫