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丹山酒造

たんざんしゅぞう

酒造りは米作り、米作りは土壌から。
自然にこだわった酒造りに取り組む嵐山上流の老舗

丹山酒造は明治15年(1882年)、長谷川酒造として創業し、2022年に140年を迎えた老舗の酒造会社です。京都・嵐山の上流に位置する豊穣の地、亀岡市に蔵を構え、そのすべてが純米酒です。「酒造りは米作り、米作りは土壌から」を信条とし、自然にこだわった酒造りに取り組んでいます。
酒米の「山田錦」はすべて、計13㌶に及ぶ自社の農地で有機農法、農薬不使用で栽培しています。また水は蔵にある深さ8㍍の井戸から汲み上げた地下水を使っています。豊かな自然を育む軟水が、やさしく、まろやかな口当たりを生み出しています。
創業当初からの定番商品の純米酒「丹山」、最高級品の純米大吟醸「丹山 天(きわみ)」、低アルコール酒「飯櫃(ぼんき)」など多彩な銘柄は、40数種類を数えます。本格的な切れ味を楽しめる逸品から、日本酒の初心者も楽しめるように工夫した一品まで、そのいずれからも、混じりけのない、透き通った味わいが楽しめます。
京都文化博物館ろうじ店など京都の6カ所に出店しているほか、京都御苑と皇居外苑にもオリジナル商品が並んでいます。ホームページからオンラインで購入することもできます。
「水を極め」「米を磨き」「酒の声を聞きながら」を基本姿勢として、真摯に、そして丁寧に、酒造りに向き合っています。


丹山酒造の本社。明智光秀が築城した亀山城の城下、住宅街の一角に佇む。


主力商品が並ぶ亀岡市の丹山酒造本社の販売コーナー。


「丹山」 創業当初からの定番商品。冷酒でも燗でも味わい深い純米酒。
1800㍉㍑2750円、720㍉㍑1650円。


「飯櫃(ぼんき)」 甘さと酸味を兼ね備えた純米酒。これから日本酒を楽しんでみようという人におすすめです。ユズを絞るとフレッシュな風味が加わります。
「かわいく、おしゃれで、モダン」な瓶は、見た目で味を表現しており、装丁も細部にこだわっています。500㍉㍑1320円。


「雪月花 嵐山」 さわやかな香りときれいな口当たりが人気の純米大吟醸。「飯櫃」、低アルコール酒の「ジャポン」とともに外国に輸出している。
1800㍉㍑6600円、720㍉㍑3300円、300㍉㍑1430円。


「渚大吟醸」  しっかりとした味と深いコクがある純米大吟醸。500㍉㍑3300円。


「風神雷神」 しっかりとした本格派辛口の純米吟醸原酒。1800㍉㍑5500円、720㍉㍑2750円。



酒造りの工程の一つ、「醪(もろみ)の櫂(かい)入れ」の作業の様子。米と麹が沈殿するのを防ぐため、朝と夕方の決まった時間に櫂棒を使って数回だけ撹拌します。高さ約1・8㍍のタンクの中をのぞき込むように職人がそろりそろりと混ぜ合わせますが、混ぜすぎてお米が溶けてしまうと雑味が出てしまうため、丁寧さが求められるデリケートな作業です。タンクの中では、いくつもの気泡が浮かび上がっては消えていきます。醪が元気だと耳をすませば「ピチピチ」という音が聞こえてきます。


法被姿で本社の前に立つ丹山酒造の長谷川渚社長。先代の父、長谷川敏郎さんの後を継いで2013年、5代目社長に就任しました。幼い時から家業を手伝い、物心ついた時には「蔵元を継ぐことしか考えられなかった」といいます。高校卒業後、酒造り職人の道へ向かってまっしぐらに進み、30歳すぎの時、全国でも数少ない女性の杜氏になりました。温度管理が大切な酒造りだけに冬の寒さの中、手には常にあかぎれができるなど、厳しい仕事でありながら、「お客様に『おいしい』と言ってもらえることが何よりものやりがいでした」と話します。「どれだけ手がかかっても原材料のお米へのこだわりを捨てず、酒造りを通して、『おいしいものづくり』の伝統を守っていきたい。そして、お客様に喜んでいただけるお酒を造り続けたい」。長谷川社長の決意です。

 

プレセントキーワード「たんざん」

 

丹山酒造

http://www.tanzan.co.jp/

丹山酒造オンラインショップ

https://tanzan-shuzo.shop-pro.jp/

所在地 京都府亀岡市横町8 丹山酒造
TEL 0771-22-0066
FAX 0771-22-2087
営業時間 9:00~18:00(年中無休)
アクセス JR亀岡駅から徒歩約10分
店舗 京都文化博物館ろうじ店/錦市場「器土合爍」/嵐山昇龍苑店/嵐山竹取物語店/エミオン京都ホテル店/みやこみち店