ぴょんぴょん堂

ぴょんぴょんどう

手摺り木版と上質な和紙による手作りの良さ
素朴な風合いと美しく重ねた色合いが魅力

木版手摺りでさまざまな紙雑貨を手掛けるぴょんぴょん堂。初代当主である三代目岡本伊兵衛が、うさぎ年生まれであり、うさぎは前にはねて後退しないことから「岡本ピョンピョン堂」と命名しました。その後「京都ピョンピョン堂」に変わり、昭和62年の4代目の時から「ぴょんぴょん堂」となりました。懐紙やポチ袋、祝儀袋、花名刺などを、昔と同じ手摺り技法で、関西、中国、四国地方の和紙一枚一枚に丁寧に摺っていきます。今は5代目当主が工房で一人作業をしており、桜の木を彫った版木は代々受け継いだもの。1度使うと版木の水分を抜くために1カ月は寝かせるといいます。 ちなみに、かつて全国的に流行したボードゲーム「ダイヤモンドゲーム」は、実は初代が考案した花街のお座敷玩具「ピョンピョン」が元になっています。ボードを版画で摺り、駒は木を削って手作業で作っていたそうです。


男性の襦袢の裾模様を手掛けた友禅作家の松村翠鳳(すいほう)による図案の祝儀袋。「御伽噺祝儀袋」(右)と「十二支祝儀袋」(左)。いずれも12枚セット・5,400円(別途額代・5,400円)


「型抜紙(小)」25枚入り・648円。お菓子の金型を見て4代目が発案。かわいらしい形で大人気の商品です。梅・桜・桔梗・紅葉・扇・うさぎ・ひょうたん・千鳥の8種類。


土佐和紙に礬水(どうさ)を引いた「御茶懐紙」(左上)。天紅懐紙に、季節の柄や家紋などがワンポイント的に摺り込まれています。右側の「花名刺」15枚入り・756~1,080円は、京都五花街の舞妓・芸妓が実際に使っているもの。地の柄はもちろん名前も版画で摺っています。懐紙、ポチ袋の名入れ注文も可能です(商品代の他、版代3,000円などが必要)。


「コイン用ミニポチ袋」各3枚入り・324円は、小物入れ、アクセサリー入れ、薬入れなどに使う人など、日常で重宝する一品に。


京極一番街1階が現在の販売店舗で、常時130種ほど並んでいます。制作する工房は別の場所にあります(見学不可)。


「どうしてもこの商品が欲しいといって、何度も遠方から足を運んでくれた方もいます」と語る5代目当主の岡本帝光さん。「型抜紙を折ったり曲げたりして箸置き、スプーン置きにするなど、使いやすくご自分で工夫されると、いろいろな使い方ができますよ」。

 

ぴょんぴょん堂

http://www.dento.gr.jp/piyon/

住所 京都市中京区寺町通四条上ル東大文字町310 京極一番街
TEL 075-231-0704
営業時間 10:00~20:00
定休日 無休
アクセス 〈公共交通機関〉
阪急京都本線-河原町駅下車 北西へ徒歩5分
市バス-四条河原町停下車 北東へ徒歩10分
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