開催期間
2020年1月5日(日)〜3月8日(日)
茶道具に欠かせない「銘」。
「銘」のほとんどは、和歌や俳句から引用されてきました。
日本の元号「令和」も、日本最古の歌集といわれている萬葉集の「第五巻 梅花の歌三十二首并せて序」より、新年に梅花を愛でながら宴会を催した一説が典拠とされております。
萬葉集が成立した頃、日本は、「言霊の幸はふ国(ことだまのさきわうくに)」といわれており、美しい和歌や言の葉には国を安泰にする力があるとされました。人の一生に起こる出来事を、自然の美しさとともに豊かに表現し、自然の恵みに感謝し、生きることへの祈りや願いを込めた言の葉を「うた」に散りばめたのです。それは、萬葉という名にもみることができます。よろずの言の葉を集め、万代(よろずよ)まで伝わるようにと祝賀が込められており、今でも時代を超えて読み継がれながら後世の芸能、文学作品などに深く影響を与えています。
今回の展覧会では、そのような和歌や俳句などから「銘」が付けられた作品を中心に展示しております。土から捏ねられ、火によって誕生した茶碗に言の葉が与えられることによって、観る者の感じ方が変わる面白さと、言の葉に込められた人々の祈りや願いを感じていただけたらと存じます。
(樂美術館HPより)
チラシを見る(表面)
会期 | 2020年1月5日(日) 〜 3月8日(日) |
開館時間 | 10:00~16:30 (入館は16時まで) |
休館日 | 月曜日(但し 祝日は開館) |
入館料 | 一般900円 大学生700円 高校生400円 中学生以下無料 |
詳細は、樂美術館ホームページをご覧ください。
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