おざわせいふうえん
「弘法さん」として親しまれる東寺の向かい側で、明治5年の創業以来、一筋に宇治茶を提供する専門店。国宝「東寺百合文書」には、15世紀初頭、東寺の門前で参拝に訪れた人々に一服一銭でお茶を売る人たちがいたと記されています。代々東寺前の現在地に居住するとともに宇治に茶園を所有し、製茶業を営んでいた小澤家ですが、その記述を知ったことをきっかけに、東寺と宇治茶の繋がりを大切にと店舗を開きました。宇治茶とともにある歴史を礎に、長年にわたる生産農家との連携も阿吽の呼吸。いち早く美味しいお茶を提供することを可能にしています。小澤清風園オリジナルの茶を中心に「自信を持っておすすめできるお茶」を品揃えし、店頭でご要望を聞きながら、お好みにかなうお茶を提案してもらえます。
東寺の東側を南北に走る大宮通りに面する店舗。明るく入りやすい店構えに惹かれて、老若男女、国籍を越えて幅広い層のお客様が訪れます。
お茶を入れる手つきも鮮やかな、当代を継ぐ店主の小澤成介さん。日本茶インストラクター資格を生かし、宇治茶はもちろん、さまざまな産地・種類のお茶の入れ方や飲み方、どのように飲めば美味しくいただけるかなどをアドバイス。気さくなお人柄に、会話もはずみます。
店舗奥には、裏千家茶道教授でもある店主が設えた茶室が。修学旅行生や旅行者など、初心者を対象にした「お抹茶体験教室」を予約制で開催し、茶道の普及に努めています。
抹茶は注文を受けてから店内で挽き、挽き立てを提供。
坐忘斎御家元御好
濃茶「秀峯の昔」 薄茶「雲月の白」
鵬雲斎大宗匠御好
濃茶「清澄の昔」 薄茶「萬友の白」
御稽古や普段使い用として手軽な「清風の白」も人気。
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https://www.seifuuen.jp/info/
小澤清風園特製の「熱湯玉露」(1,020 円・税込)は、一般に「かぶせ茶」と呼ばれているお茶。熱めの御湯でも玉露らしい風味が味わえます。手頃に宇治煎茶が味わえる「清風園」(915円・税込)は煎茶らしい渋みのあと、甘み、旨みが引き立ちます。
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住所 |
京都市南区東寺東門前町64 |
TEL |
075-691-2563 |
FAX |
075-691-2578 |
営業時間 |
営業時間9:00~18:30 日・祝日休 |
アクセス | JR西日本(東海)・近鉄京都駅から新幹線沿いに西へ徒歩約10分/近鉄東寺駅から1号線沿いに西へ徒歩約5分
京都市バス東寺東門バス停・東寺南門バス停すぐ、九条大宮バス停から徒歩3分 |