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相国寺

しょうこくじ

正しくは相国寺承天禅寺。創建当時、ここは「花の御所」の近くで、足利義満が左大臣に任ぜられたのを機に永徳3年(1383)夢窓疎石(むそうそせき)を開山に、春屋妙葩(しゅんおくみょうは)を二世に迎え、明徳3年(1392)に伽藍がほぼ完成し、京都五山の第二位に置かれています。当初の伽藍は天下第一と称されるほど立派でしたが、何度も罹災し、現在の建物の大半は江戸時代、文化年間(1804~18)頃のものになります。茶の湯で注目すべきは、天正2年(1574)天下統一を前に、織田信長が大書院で戦勝を祝しての大茶会を催し、利休が千鳥の香炉を拝見した記録や、津田宗及とともに、名香・蘭奢待を拝領した記録が残っています。境内には鶯宿梅で知られる林光院や、その奥の開山堂の南に宗旦稲荷があります。このお稲荷さんは宗旦狐といわれ、雲水に化け僧堂で禅の修行をしたり、茶人に化けてお茶をいただいたりしたという逸話が伝えられています。また、北に位置する塔頭・慈照院には、茶室「頤神室」(いしんしつ)があります。敷地内にある相国寺承天閣美術館には、相国寺と金閣寺・銀閣寺などの塔頭に伝わる数々の美術品が所蔵されています。

法堂。相国寺は金閣寺、銀閣寺をはじめ、全国に100余の末寺を擁する臨済宗相国寺派の大本山である。

住所 京都市上京区今出川通烏丸東入ル相国寺門前町
TEL 075-231-0301
拝観 特別拝観時のみ参拝可能(一般800円)
駐車場
アクセス 市バス59・201・203系統などで「同志社前」下車、北へ徒歩8分。

地下鉄烏丸線「今出川」駅より東北へ徒歩8分。