開催期間 2020年6月3日(水)より再開。2020年8月16日(日)まで
染め・織り・繍いといった染織の技術は、古くから衣類や生活雑貨に用いられ、人々の生活に根付き発展してきました。明治時代に入ると、染織によって絵画の図様を表した室内装飾品が盛んにつくられるようになり、海外に多数輸出され、また、皇室建築等に飾られました。このような新たな染織品を「美術染織」といいます。美術染織はおもに髙島屋の飯田新七や千總の西村總左衛門といった京都の呉服商のプロデュースによって制作され、日本画家が盛んに下絵を手がけました。
このたびの展示では刺繍や天鵞絨友禅の技法を用いた作品を中心に、優美で華やかな美術染織の魅力をご紹介いたします。ひと針ひと針モチーフを繍いあげる刺繍絵画は、一般的な絵画作品にはない絹糸や金糸の繊細なきらめきが見られます。また、天鵞絨友禅は明治時代に新たに開発された技法で、天鵞絨地特有の柔らかい質感や友禅染の見事な染め分けが持ち味です。驚くべき描写力が発揮された名品の数々をどうぞお楽しみください。(清水三年坂美術館HPより)
会期 | 2020年6月3日(水)より再開。2020年8月16日(日)まで |
開館時間 | 10時~17時(入館は16時30分まで) |
休館日 | 月・火曜日(祝日は開館) |
入館料 | 一般800円 大学生500円 ※団体(20名以上)20%割引 ※障害者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は50%割引 |
常設展 | 幕末・明治の名宝-世界を魅了した日本の技と美 |
詳細は、清水三年坂美術館ホームページをご覧ください。
アクセスなどの関連情報は… デジタル茶の湯マップ 清水三年坂美術館