みきちくざいてん
世界に約1200種類、日本だけでも半数の600~660種類もあるといわれる竹。日本に古来からある真竹や、タケノコで有名な孟宗竹など、建材から家庭用品、食材に至るまで、竹は日本人にとって欠かせない存在です。創業明治10年(1877)の三木竹材店は、竹の伐採から油抜きなどの作業、最終加工まで社内で行う竹のエキスパート。寺社仏閣や個人宅等の美しい竹垣から、施設の内装施行などを中心に、竹小物の製作販売を行っています。最近では、茶杓削りや花入れ制作などの体験教室も開き、竹の魅力も伝道しています。5代目の三木崇司さんは、「竹は日本文化と深いかかわりがあります」と話し、茶道を嗜む人はもちろん、より多くの人に「竹の魅力や竹から学ぶ精神性を知ってもらいたい」と語ります。
右から亀甲竹、図面角竹、ごま竹、真竹。
この4種類を京都府伝統工芸品「京銘竹」に指定。
煤竹(左)と、節のところに模様が浮かぶ「しゅみ竹」(右)。
京銘竹 竹とんぼスプーン。
笹の葉をかたどったペーパーナイフ
扇子をイメージしたスライドタイプの携帯用菓子切り。
5本組タイプの菓子切りも。
携帯用の入れ物がユニークな「京銘竹マイ箸」各種。
上から「かんざし」、「一輪挿し」、「扇子型くみひもタイプ」、「扇子型」、「刀型」、「京都迎賓館来賓用の筒型」。
茶杓削り体験、四海波かご作り、花入作り、マイ箸作りの4つの体験教室を開催。京都の伝統工芸品に指定されている「京銘竹」を使います(要事前予約、料金・時間はホームページ参照)。
http://www.kyoto-miki.com/
敷地内にお祀りしている竹の神様「吉竹大神」。
「竹は茶の湯やいけばなの道具として昔から使われてきました。建材として使われるだけでなく、日本人にとって身近な存在だからです。昔から日本人と竹は密接なんです」と5代目の三木崇司さん。「裏千家青年部の相談を受け、体験教室も始めるようになりました。」
プレセントキーワード「京銘竹」
所在地 | 京都市南区吉祥院石原上川原町52 |
TEL | 075-691-1324 |
営業時間 | 9:00~18:00(要予約) |
定休日 | 日曜・祝日 |
アクセス | 市バス13系統などで「吉祥院長田町」停下車すぐ JR京都線「西大路駅」下車 南西へ徒歩15分 |