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佛徳山 興聖寺

ぶっとくさん こうしょうじ

日本最古の坐禅専門道場
雲水と共に行う坐禅体験など、修行僧のリアルに触れられる

宇治川のほとりから山へ向かう琴坂を、谷川のせせらぎを聞きながら登ると、興聖寺が佇んでいます。寛喜元年(1229)頃に宋から帰国した道元禅師が、日本で初めての僧侶たちの修行道場として天福元年(1233)に開創した禅宗寺院。曹洞宗における最古の寺院で、元は伏見の深草にありましたが、正保2年(1645)に当時の淀城主・永井尚政が、万安英種禅師を中興開山に命じて現在地・宇治に再興させました。御本尊は道元禅師の自作と伝わる釈迦牟尼仏。伽藍は、伏見城の遺構を移し、鴬張りの廊下、手形・足形が残る血天井、杉戸絵のある法堂を中心に、大書院(おおじょいん)、開山堂、天竺堂、宝物殿、僧堂などがあり、順番に巡って見学ができます。坐禅や写経といった気軽な体験から、一泊二日の食事付きで禅寺の生活を雲水(修行僧)と一緒に体験する宿泊参禅などもあり、観光客だけでなく一般の人にも門戸を開き、リアルな禅宗寺院の様子を身近に感じることができます。最新の情報はfacebookで確認することもできます。
興聖寺 facebook: https://www.facebook.com/uji.koushoji/


宇治川沿いの石門から琴坂を登って最初に見えてくる、興聖寺の象徴的な山門。


回廊のある薬医門と庫裏、法堂、僧堂に囲まれた庭園。
亀石組のような意匠や、三尊石風に組まれた蓬莱山が、美しい石組と苔で表現された枯山水庭園。


拝観受付のある庫裏には、大きな魚を模した木魚が掛けられています。今は使われていませんが、長年、僧侶の生活を支え、打ち続けられてきた跡が歴史を物語ります。


大書院の庭園は池泉庭園。五輪塔と黒松を植樹した出島、石橋などで構成され、鯉の泳ぐ池の水は、大吉山や朝日山の水を引き込んでいます。夏の青紅葉、秋の紅葉も楽しめ、庭に降りて自由に散策できます。


大正8年(1919)に貞明皇后が行啓された際には貴賓室として使われていた大書院では、別途500円でお抹茶とお菓子をいただくことができます。


道元禅師はじめ、歴代の住職をお祀りする開山堂。道元禅師が梅の花を愛されたことから、別名・老梅庵とも。中央に置かれた道元禅師坐像は高さがなんと約1.5m。手前向かって右は、道元禅師が生涯の師と仰いだ如浄(にょじょう)禅師。左は道元禅師が共に修業した人物で、永平寺(福井県)の2代目となられた懐奘(えじょう)禅師。


入り口に狛犬を据えた天竺殿には、中興開基で淀藩主だった永井尚政らの木像や位牌などが置かれ、永井一族をお祀りしています。


左:宝物殿の正面には安置されている聖観音菩薩立像は、平安時代初期の作とされ、『源氏物語』宇治十帖のの手習之古蹟「手習いの社」に祀られていたといわれ、「手習観音」とも呼ばれています。
右:七福神の1人、大黒天の木像。正面のお顔以外に、右面には弁財天、左面には毘沙門天の顔が付いていて、三面大黒天と呼ばれています。3つの顔を持つことから、金、勝利、美のご利益があるとして人気があり、こちらの大黒様へお参りに遠方からお見えになる方も。


僧堂は修業僧が坐禅をしたり、寝起き、食事を行う生活の基本となる場所。11畳に座って壁に向かい、分厚く丸い座布団・坐蒲(ざふ)を敷いて坐禅をするのが曹洞宗の特徴です。


各伽藍は廊下で繋がれ、その間には石組を配したさまざまな小さな枯山水庭園があり、心を落ち着かせながらゆったりと気持ちで拝観することができます。

宇治茶祭り
茶どころ宇治に最もふさわしい年中行事「宇治茶まつり」は、毎年10月第1日曜日の朝から終日、宇治川畔一帯で開催されています。茶の発展に尽くされた栄西禅師・明恵上人・千利休ら3人の茶祖への感謝とともに、宇治茶の隆盛を祈る本イベントの「茶壺口切の儀」「御献茶式」などは興聖寺法堂で執り行われています。

お問合せ
宇治商工会議所 TEL0774-23-3101
宇治市観光協会 TEL0774-23-3334

 

佛徳山 興聖寺

http://www.uji-koushouji.jp

所在地 宇治市宇治山田27-1
TEL 0774-21-2040
参拝時間 夜明けから日没まで(おおよそ5:0017:00
拝観料 志納金500
アクセス

京阪宇治線「京阪宇治駅」下車 徒歩約15
JR奈良線「宇治駅」下車徒歩約25

ここへ行く(Google Mapを開く)

 

坐禅体験

● 日曜参禅会(予約不要)

日時 1・第3日曜日(行事がある時は中止) 9:00
所要時間 6090分(坐禅の説明・休憩含む)
人数 1名~
参加費 無料

 

● 体験坐禅(要電話予約)

参加費 志納金1,000

 

● 写経体験(予約不要)

日時 随時
参加費 志納金1,000

 

● 禅と法話の集い(予約不要)

日時 毎月1回(ホームページにて確認)
参加費 無料

 

● 朝課参加(要予約)暁天坐禅、朝課勤行をし、朝粥をいただける

日時 49の付く日以外 4:00
参加費 1,000

 

● 宿泊参禅(要予約)

日時 随時
参加費 3,000~7,000円(食事代込み)

 

体験ご希望の方は以下のページを御確認ください。
http://www.uji-koushouji.jp/experience.html