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大阪天満宮

おおさかてんまんぐう

幾多の難を乗り越えた本殿の堂々たる姿と
文道を極めた菅原道真公の御神徳

学問の神として崇敬を集める菅原道真公は、平安朝の官吏時代に文章博士の職に就くなど当代一の学者として名を揚げる一方で、晩年は大宰府へ左遷され、そこで薨去(こうきょ)するという数奇な運命をたどっています。
都への思いを残して世を去った道真公は、やがて怨霊神と畏れられ、その御霊を鎮める北野天満宮が京都に創建。道真公の神号の天神を冠した天神信仰は、災厄から身を守るご利益が謳われいつしか全国に波及し、現在は一万余りの神社が数えられています。
天暦3年(949)創建の大阪天満宮は、境内に道真公が都を離れる前に立ち寄ったとされる大将軍社が鎮座しています。難波長柄豊崎宮の西北を守る大将軍社は、道真公没後50年を経た頃、御社の前に、一夜にして七本の松が生える不思議な出来事が起こり、これを道真公の御霊に係るものとみた村上天皇は、大阪天満宮の創建を命じます。
天保14年(1843)に再建された本殿は、三つの社殿が連なる相の間造り。大阪府下で現存する大規模な木造建築として知られています。梅鉢紋の石灯籠が立つ表門の頭上には、干支で方位を示す方位盤が掲げられ、道真公のお心をはばかって鶏(酉)の方位には鳳凰が刻まれるなど特徴がみられます。飛び地境内には梅苑も設けられ、毎年春先には「てんま天神梅まつり」を開催。夏の天神祭は氏子たちと一体となって継承されています。

 


江戸時代だけで7度の火災に遭い再建された本殿。外側の石玉垣は低く、外から相の間造りの特徴が見てとれます


道真公にちなんで、梅鉢の御神紋があちこちに


歌舞伎「道明寺」にも有名な「鳴けばこそ別れを急げ鶏の音の聞こへぬ里の暁もがな」の一首にあるように、鶏が鳴く夜明けの刻の別れを惜しんだ道真公。表門に掲げた方位盤では、酉の方角を「鶏」ではなく「鳳凰」に変えています


大将軍社の前で道真公とお茶の縁を語る禰宜の柳野等さん。「道真公はお茶を学問として研究、調査されています。大宰府に赴任してから『煩懣胸腸に結る起きて飲む茶一盞』という詩を詠まれ、お茶と親しまれた様子がうかがえます」


社務所で授与されるお札やお守り


例年、2月~3月にかけて開催される「てんま天神梅まつり」


天神祭は例年大変な賑わいを見せ、裏千家社中が船上でお点前をする献茶船も出ています

 


令和5年度の天神祭について

本年の天神祭の斎行については、新型コロナウィルスの感染状況を踏まえて、祭を実施するに当たりどのような対策を取るのかという事を、常に様々な情報を収集し検討して参りました。その結果、もちろん感染に十分注意しながら状況に合わせた対策を取る事で、コロナ禍以前の、つまり完全な形での天神祭を斎行する方向で諸準備を進める事となりました。

詳しくは当宮サイトに記載しております、ご覧下さい。
https://osakatemmangu.or.jp/1929


 

大阪天満宮
https://osakatemmangu.or.jp

所在地 大阪市北区天神橋2丁目1番8号
TEL 06-6353-0025
参拝時間 5:30~18:30(夏期)
6:00~18:00(冬期)
※ご祈祷・ご祈願受付時間 9:00~16:30
アクセス 大阪メトロ谷町線もしくは堺筋線「南森町駅」下車、徒歩4分
JR東西線「大阪天満宮駅」下車、徒歩2分
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