※本茶会は、新型コロナウイルスの感染リスクを鑑みて、開催を延期することとなりました。
再開決定の折には多くの方のご参加をお待ちしております。またお知らせさせていただきます。
1600年代の華やかな寛永の世。
同じ京都に生き、ともに茶の湯を愛し、超一流の文化人として後世に名を遺した社僧・松花堂昭乗と、公家・一条恵観。当時、それぞれの立場で文化サロンを築いたふたりが、寛永11年(1634)の石清水八幡宮造営に共に関与していたことが、近年に新たに発見された昭乗の書状で判明しました。互いに認め合い、ライバルとして競う仲だったのかもしれない、そんな想像に思いが馳せます。
時を超え、令和のいま。鎌倉の地で一条恵観山荘によって残されている恵観公ゆかりの名品の茶道具を、京都の松花堂昭乗庭園へ。ふたりの風流人を現代に再会される茶会を企画しました。
寛永の三筆【松花堂昭乗】
1584〜1639年。石清水八幡宮の社僧で、真言宗の阿闍梨となり瀧本坊の住職を勤める。風雅を愛で、詩歌の教養を修め、特に書画に秀でた。近衛信尹、本阿弥光悦と共に寛永の三筆と称えられる。
宮廷風流人【一条恵観】
1605年〜1672年。後陽成天皇の第九皇子、後水尾天皇の皇弟。摂政・関白を歴任。金森宗和を茶の湯の師とし、書や歌にも長けた風流人であった。京都西賀茂の里山に別邸として築いた田舎家風山荘は、現在、鎌倉に移築され、国指定重要文化財として保存されている。
松花堂昭乗ゆかりの広大な庭園と茶室
点心は、𠮷兆創業者・湯木貞一が昭乗遺愛の四つ切箱に想を得て、点心として用いたのが始まりとされる「松花堂弁当」(京都𠮷兆松花堂店)
茶席で手にとり、展観席でも鑑賞できる名品の数々。
一例
軸/酒井抱一 雛、茶杓/小堀逢雪筒 一条恵観作 金森宗和作、花入/竹一重伐 金森宗和作 福井家伝来、茶碗 刷毛目編笠 金森宗和所持、香合/三日月香合 仁清
その他にも多数の名品で皆様をお迎えします。
日 時 | 3月14 日(土)・15 日(日) 1 席目 9:30 ~、 2 席目 10:30 ~、 3 席目 11:30 ~ 4 席目 11:30 ~、5 席目 12:30 ~、 6 席目 13:30 ~ ※ご都合のよい日程とお席をお選び下さい。 ※ 1 席目・2 席目・3 席目…茶席→展観席→点心席 4 席目・5 席目・6 席目…点心席→茶席→展観席 です。 |
会費 | 28,000円(税込) |
定員 | 15名(1 席) |
会場 | 松花堂庭園・美術館 https://www.yawata-bunka.jp/syokado/ ▶ 所在地を地図で確かめる ▶ デジタル茶の湯マップで情報を見る |
内容 | 茶席(続き薄茶) 点心席 京都吉兆松花堂店(椅子席) |
席主 | 藤井宗悦 |
協力 | 一条恵観山荘 |
お申し込み・お問い合わせ
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