新 着 情 報
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げんそうあん
京都随一のオフィス街、四条烏丸。交通も至便なこのエリアに、明治時代からの歴史を引き継ぐ京町家の貸し会場「玄想庵」があります。東洞院通りに面する黒漆喰塗りの建物の表には「廣田紬」の大きな看板が掲げられているとおり、紬・先染め織物専門問屋として社業が営まれています。そんな今も生きる京町家のいわゆる「店の間」から奥は、まさに「うなぎの寝床」の呼称そのままに長く連なる和室があり、近年では使われる機会が少なくなったため、より多くの方に活用していただこうと2017年から茶会やイベント、お稽古などの場として開放されるようになりました。築130 年の旧館の1階には、広間に加えて茶室や露地庭を備え、格別の風情をたたえます。2階には昭和初期に増築された新館70畳以上の大広間や、大正浪漫風の応接間も。手入れの行き届いた各部屋の建具や調度品、季節を映す室礼やスタッフによって活けられた花も美しく、すみずみまで感動が発見できる空間です。しかも利用価格は、1階1室1,800円/1時間、2階1室2,200円/1時間と良心的。スペースの活用方法についても、ご見学時に、和文化に通じたスタッフが丁寧に相談に応じてくれるので安心です。
ご利用案内等、詳細はHPにてご確認を。
https://gensouan.com/how-to-use/
1階奥にたたずむ6畳の茶室。露地庭でもある前裁の眺めも美しく、豊かな時が流れます。昭和の中頃まではお稽古や茶会に活用されてきました。茶道具一式は備品として貸し出し可能です。
6月から9月は夏の室礼で涼しげに。
茶室の奥には、反物を保管するための蔵が。
1階の襖を開け放った広間。富岡鉄斎による扁額や結城紬に後染めを施し作製された欄間など、見どころも多彩。
前裁を望む1階の奥座敷「梅」。富岡鉄斎揮毫による「心無累」の額が。待合のほか、8畳の広間として風炉での茶会に利用されることも多い部屋です。
毛氈を敷き、椅子・テーブルを置いて講演会や会議への使用もできます。
古きよき時代の趣が色濃く漂う北側の旧館部分。大正浪漫風の応接間は、細部まで趣向を凝らした空間です。
露地庭を見下ろす奥の間と続きの間は、よく茶会に利用されるとのこと。
大広間の結城紬の後染めで“東雲”を表現した欄間をはじめ、あちこちに結城紬の表装や紬にまつわる扁額や書などが配されているのも、他の町家にはないポイントです。「隠れ紬」探しを楽しむのもご一興。
見世の間の脇を経て、別世界へと誘う玄関。現代にわたり営業を続ける昔ながらの呉服問屋の世界が間近に感じられるのも、レアな体験です。
玄関脇の塀の意匠は、新館増築の際、発掘された瓦を利用。
玄想庵の屋号を入れた看板は、篆刻家・小田玉瑛氏の手によるものです。
https://gensouan.com
Facebook: https://www.facebook.com/gensouan/
Instagram: https://www.instagram.com/gensouan_kyoto/
所在地 | 京都市下京区東洞院通仏光寺上ル301 |
TEL | 075-351-2458 |
FAX | 075-351-2494 |
電話受付時間 | 9:30~17:30 |
貸し出し利用可能時間 | 6:00~21:00 |
休業期間 | 祇園祭宵山、お盆、年末年始 |
アクセス | 地下鉄烏丸線四条駅 阪急烏丸駅より徒歩約4分 ▶ ここへ行く(Google Mapを開く) |